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[共通] マイグレーション事前準備

1. v3プロジェクト作成

サポートサイト より、「ValueStream v3マイグレーション申請」を選択し、v3プロジェクトの作成を依頼してください。

  • 組織: ご担当プロダクトにおいてチケット起票いただく際の組織 (プロジェクト)を選択してください。
    • 該当のものがない場合は「新規PJ作成依頼」から申請してください。
  • 説明: 管理者のアカウントを入力してください。環境払い出し初期にユーザ追加や設定ができるアカウントとなります。
    • ここで指定いただいた管理者に、払い出したプロジェクトにユーザ追加・招待できる権限を付与します。(以降、新たなユーザ追加のたびに申請いただく必要はございません)

2. マイグレーションツールのダウンロード

Value StreamコンソールのAssetsページより、valuestream-migration ツールを端末にダウンロードしてください。 versionおよびosは適宜読み替えて、以下のとおりツールをインストールしてください。

bash
tar -xzvf valuestream-migration_${version}_${os}_x86_64.tar.gz
sudo mv valuestream-migration /usr/local/bin/

Qmonus Value Stream v3 CLIツールである qvsctl についてもインストールされていない場合はここでインストールください。

tar -xzvf qvsctl_${version}_${os}_x86_64.tar.gz
sudo mv qvsctl /usr/local/bin/

3. (対象者のみ)Value Streamからのアクセス許可

ご利用のKubernetesクラスタにアクセスできる送信元IPアドレスを制限されている場合は、上記のアドレスからのアクセスを許可してください。

  • 34.146.44.32/32
  • 35.200.92.31/32

Qmonus SDKを利用のユーザは、Qmonus SDKマイグレーション準備の中でTerraformを使った上記IPアドレスの許可方法を案内していますので、こちらの手順は不要です。

4. (任意)Qmonus Value Stream v3の習熟

お使いの環境に応じてチュートリアルを実施し、 Qmonus Value Streamのオペレーション概要を理解ください。

5. マイグレーションツールを実行し、アプリケーション定義をv2からv3に移行する。

重要

本手順はプロジェクト単位で一度の実行で十分です。

以下のコマンドを実行し、v2、v3それぞれのユーザで認証し、アクセストークンを取得します。

bash
valuestream-migration auth

コマンドを実行すると以下のように認証処理するための URL が表示され、認証処理待機待ち状態になります。認証処理が完了するまでプロセスを終了させないでください。

bash
Visit to https://auth.qmonus.net/authorize?audience=xxxxxxxx

表示された リンク先 に対し、Webブラウザでアクセスしてください。この時の注意点として利用する Web ブラウザと本コマンドを実行する端末は同一である必要があります。

本人確認を求められるので、Value Stream のアカウントでログインしてください。

ここで取得するアクセストークンの有効期限は24時間です。24時間経過後は、本コマンドを再実行してアクセストークンを再取得してください。

WARNING

v2とv3それぞれの認証、すなわち合計2回のログインが必要です。 1つ目のリンクはv2のアカウント(2FAの認証局名が「qmonus」)を、2つ目のリンクはv3のアカウント(2FAの認証局名が「qmonus-prod」)を利用してログインしてください。

続いて、以下のコマンドを実行し、v2のアプリケーション設定をv3に移行してください。 ここで指定する値は以下の通りです。

  • v2_project_id: v2のプロジェクトID
  • v3_project_name: v3のプロジェクト名
  • target01, target02, ...: マイグレーション対象のマイクロサービス
bash
valuestream-migration migrate-resources ${v2_project_id} ${v3_project_name} \
  --target-microservice ${target01} \
  --target-microservice ${target02}

ここで、v3_project_nameは、qvsctl project list コマンドにより確認可能です。Display Nameではなく、末尾にランダム文字列が付与されているIDを指定ください。

コマンドを実行すると、作成するv3リソース情報が出力され、登録を進めるか否かの選択肢が表示されるので、y を入力して前に進めてください。

TIP

Qmonusチームよりv2で案内していたinfrastructureアプリケーション (External Secretをインストールするパイプライン) のマイグレーションは不要です。 したがって、Qmonus SDKとQmonus SDK ApiFrontの2つのアプリケーションをQmonus Value Stream Legacyでデプロイしている場合の実行例は以下の通りです。

bash
valuestream-migration migrate-resources ${v2_project_id} ${v3_project_name} \
  --target-microservice axis \
  --target-microservice casval