Skip to content

概要

1.チュートリアルの概要

通常クラウド上にアプリケーションを構築する場合、インフラストラクチャの作成やアプリケーションをデリバリするための CI/CD ワークフローの作成などの多岐にわたる構築作業が必要になります。 本チュートリアルでは Qmonus Value Stream を利用して、簡単な操作と設定だけでサンプルアプリケーションのデプロイを行います。

チュートリアルの実施にはCLIとGUIの準備が必要です。 事前準備を参考に事前準備を行なってください。

2.チュートリアルの流れ

本章では、Qmonus Value Stream を使って、シンプルな API サーバをデプロイするまでの流れを説明します。

本チュートリアルでデプロイするアプリケーションは、以下の図に示すように、LoadBalancer と Nginx で構成されるシンプルな HTTP API サーバです。

以降のステップでは、以下の図で示すように構成される CI/CD パイプラインを構築します。

  • Step 1 では、チュートリアルを進める上で必要な GUIおよびCLI準備と、必要なKubernetesのConfigファイルを作成します。
  • Step 2 では、Qmonus Value Stream に必要なアプリケーションや環境情報を設定します。
  • Step 3 では、Qmonus Value Stream に CI/CD パイプラインを構築します。
  • 最後に Step 4 では、Qmonus Value Stream の CI/CD パイプラインを実行することで、Kubernetes クラスタに Nginx コンテナアプリケーションをデプロイします。

3. チュートリアルリポジトリの紹介

チュートリアルで利用するリポジトリと、チュートリアルに使用するファイルを紹介します。

リポジトリ: https://github.com/qmonus/valuestream-examples

本チュートリアルのリポジトリの構成は以下のようになっています。

jsx
.
├── .valuestream
│   ├── aws  # 本チュートリアルでは利用しません
│   └── kubernetes
│       ├── assemblyline-staging.yaml
│       └── qvs.yaml
└── todo-app  # 本チュートリアルでは利用しません

.valuestream/kubernetes 配下に含まれる二つの .yaml ファイルは、Qmonus Value Stream が利用する設定ファイルです。 Qmonus Value Stream は、この二つのファイルを利用して CI/CD パイプラインを構成します。今回、この二つのファイルは Kubernetes クラスタに Nginx のコンテナをデプロイするように記述されています。

  • qvs.yaml : Qmonus Value Stream によって実行したい CI/CD 処理(Pipeline)を宣言するファイル。通称「QVS Config」
  • assemblyline-staging.yaml: QVS Config で宣言した Pipeline を組み合わせたワークフローである AssemblyLine の定義ファイル。

Qmonus Value Stream は、QVS Config を読み込み、AssemblyLine を実行することで CI/CD パイプラインを実現します。