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2. Deploymentの登録

この章では Qmouns Value Streamの実行に必要な環境情報やアプリケーション情報を登録します。 Qmouns Value Streamを実行するには、デプロイ対象のアプリケーションの設定情報であるApplication、デプロイ対象のアプリケーションが格納されたGitの設定情報であるRepository、デプロイ先の環境情報であるEnvironment、及びこれら全ての設定をまとめたDeploymentが必要です。

本章ではこの4つの設定情報を登録し、Qmouns Value Streamを動かすための準備をします。

2-1. Applicationの登録

最初に今回利用するApplicationを登録します。 本手順では、Repositoryの登録も併せて行います。

Applicationについて

Applicationはデプロイするアプリケーションの設定情報です。 今回はnginxを用いたサンプルアプリケーションのための設定をします。

Repositoryについて

Repositoryはデプロイ対象のアプリケーションが格納されたGitの情報です。 RepositoryはApplicationに内包する形で登録します。 今回はApplicationとしてサンプルアプリケーションをデプロイしたいので、サンプルアプリケーションが存在しているGitリポジトリ https://github.com/qmonus/valuestream-examples を指定します。

  1. 左メニューより、Applicationを選択します。
  2. 画面右上の NEW APPLICATION ボタンを押下します。
  3. 各フォームに以下の値を入力します。
    • Display Name: Nginx demo

    • Description: (任意の文章または空白)

    • QVS Config Repository: + Create New Repositoryを選択し、 Repositoryの登録 に従いRepositoryを作成します。(詳細は▶︎Repositoryの登録を開いてください。)

      Repositoryの登録 サンプルアプリケーションが含まれる GitRepositoryを登録します。 ここで設定した情報はQmonus Value Streamが実行中に読み出すリポジトリ情報として利用されます。

      各フォームに以下の値を入力します。

      • Repository Kind: github
      • Git Clone Protocol: https
      • Repository Visibility: public
      • Git Clone URL: https://github.com/qmonus/valuestream-examples.git
      • Description: (任意の文章または空白)

      以下は、必要な値を入力した状態のRepositoryの登録画面です。

      入力完了後、画面右下のCREATEボタンを押下してRepositoryを登録します。

    • QVS Config File Path: .valuestream/kubernetes/qvs.yaml

以下は、必要な値を入力した状態のApplicationの登録画面です。

4.画面右下のNEXTボタンを押下してApplicationを作成します。

2-2. Deploymentの登録

手順2-1を実施後、自動的にDeploymentの登録画面に遷移します。

DeploymentリソースはApplication,Repository,Environmentのリソースをまとめた設定情報です。

本手順ではEnvironmentの設定も含めて行います。

Environment について

EnvironmentはApplicationのデプロイ先を定義したリソースです。 Environmentを複数用意することによって本番環境、検証環境、開発環境といったデプロイ先の切り替えができます。 また環境別の設定だけではなく、Applicationをどのクラウドリソースにデプロイするかを設定できます。

ここでは、手順2-1で登録したApplicationをデプロイするためのEnvironment及びDeploymentを作成します。 さらに、Kubernetesクラスタにコンテナをデプロイするのに必要な認証情報であるkubeconfigを、Environmentに登録します。

各フォームに以下の内容を入力します。

  • Environment: + Create New Environmentを選択し、 Environmentの登録 に従いEnvironmentを作成します。(詳細は▶︎Environmentの登録を開いてください。)

    Environmentの登録

    各フォームに以下の値を入力します。

    • Display Name: staging
    • Description: (任意の文章または空白)
    • Provisioning Target:
      • Kind:kubernetes
      • DisplayName:k8s-cluster-staging
      • Alias:(空白)

    画面右下のCREATEボタンを押下してEnvironmentの登録を完了します。

  • Display Name: staging

  • Name: (Environment選択時に自動入力)

  • Credentials

    • namespace: アプリケーションをデプロイする対象となるKubernetesのNamespace
    • kubeconfig: kubeconfigのテキストデータ

kubeconfigのvalidation

QVSではkubeconfig登録時にkubeconfigのvalidationが行われます。 "Successfully validated your token."と表示されていれば正しいkubeconfigが入力されています。

WARNING

  • namespaceは Optional となっていますが、本チュートリアルでは必ず入力してください。
  • kubeconfigにはテキストデータを、改行などを含めず全て貼り付けて登録してください。

以下は、必要な値を入力した状態のDeploymentの登録画面になります。

入力完了後、画面右下の CREATE ボタンを押下してDeploymentの登録を完了します。

以上でDeploymentの登録は完了です。